『どんぐりは樹からおちてきた、宝石のようなもの。』

 こどもの頃、その小さな世界ではたくさんの宝物を見つけることができました。
帰り道に見つけた黄色いお花、青い羽。丸い石ころ、持つだけで勇気が湧いてくる魔法の小枝、色づいた葉っぱの上に光るどんぐり…。
静まりゆく冬の森、朝露のゆくえを見つめ、木の実の転がる音を聴く。
懐かしい。でもいつも変わらずそこにあるもの。
本展では、大矢一成さんがこれまでに制作した木の作品を触って遊べる形で展示いたします。あなたの中に今もある、ささやかな喜び、小さな宝物探しへの冒険が始まります。

会期：2018年12月5日（木）～2019年1月14日（祝）